事業内容

2017年3月31日
「私立大学の振興に関する協議会」の開催報告について

 日本私立大学団体連合会では、昨今の私立大学を巡る経営環境の変化を受け、特に補助割合が9.9%(平成27年度)となった私立大学等経常費問題をはじめ、私立大学が抱える諸課題について、高等教育問題に深くご理解のある文教関係国会議員との意見交換を行うとともに、今後の私立大学の役割とその振興方策について協議することを目的として、このたび標記「私立大学の振興に関する協議会」を立ち上げ、先般3月28日に初回の同協議会(於:ホテルニューオータニ)を開催しました。
 当日は、歴代の文部科学(文部)大臣、副大臣及び大臣政務官の経験者と自由民主党の文部科学部会長経験者とを合わせて20人(代理を含む)のご出席をいただき、私立大学側は当連合会の役員等をはじめ構成団体の関係者36人にご参加いただきました。
 同協議会では、鎌田 薫会長(早稲田大学総長)の主催者あいさつ、来賓として河村建夫衆議院議員(元文部科学大臣)と塩谷 立衆議院議員(元文部科学大臣)からごあいさついただき、その後「私大の危機:国の私学助成1割を切る─学生の修学の機会均等、国私間格差の是正、新たな高等教育予算の展望」をテーマに、公財政改革委員会委員長の吉岡知哉副会長(立教学院大学総長)による報告・説明があり、続いて大沼 淳副会長(文化学園大学理事長・学長)の発声による乾杯、懇談を行いました。
 最後に、平成30年度私立大学関係政府予算と税制改正にかかる私学側の要望実現のため、今後、政府が6月にまとめる「骨太方針2017」に向け、関係方面に対し強く働きかけていくことを確認しました。配付資料については、下記をご参照願います。

〔配付資料〕
「私立大学の振興に関する協議会」次第
「私立大学の振興に関する協議会」出席予定者
私立大学を取り巻く主な課題(資料1)
私大の危機:国の私学助成1割を切る(資料2)
明日を開く:私立大学の多様で特色ある取り組み(事例集・増補版)