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高等教育改革委員会 地方活性化(地域共創)問題に関する小委員会報告 『地方活性化に向けた私立大学の役割─わが国の永続的発展のために─』を刊行

 当連合会では、構成団体(日本私立大学協会、日本私立大学連盟)それぞれにおける報告の内容や考え方を踏まえて、昨年まとめた「中間報告」(平成27年11月)をもとに、このたび『地方活性化に向けた私立大学の役割─わが国の永続的発展のために─』と題する最終報告をとりまとめました。これは、私立大学が取り組む具体的展開策や、国・地方自治体などに対する提言等を内容としたものです。

 最終報告の構成は、「総論」「Ⅰ.地方活性化における私立大学の役割」、「Ⅱ.私立大学が取り組む具体的展開策」、「Ⅲ.地方活性化に向けた国・地方自治体等に対する具体的提言」、「本書の骨子」を図示したもの、「資料編」で構成されています。

 「Ⅲ.地方活性化に向けた国・地方自治体等に対する具体的提言」では、国等に対し以下の五つの提言を行っています。

 「提言1」では、国や地方自治体による地方活性化のための環境整備として、①私立大学と国や地方自治体との一層の連携強化、②私立大学と地域をつなぐ情報共有等のためのプラットフォームの構築、③地方自治体や関係機関と大学の諸事業をコーディネートする人材の育成

 「提言2」では、私学助成における地方・中小規模大学を重視した施策の推進として、①私立大学等経常費補助金の補助率2分の1の実現、②私学助成の定員充足率に係る配分基準の撤廃や、③地域における進学率や就職率等の指標をもとにした大学の地域貢献の可能性を算出した「社会貢献係数(仮称)」の導入

 「提言3」では、地方活性化に向けた学生への財政的支援として、①地方で学生が安心して学べるよう「教育寮」整備等への支援、②新たな就学支援金制度創設や教育に係る経費への公正な支援、③学生が負担する旅費等の活動費への支援

 「提言4」では、生涯学習社会の早期実現

 「提言5」では、高等教育のグランドデザインの構築
を求めています。

 特に「提言5」では、①国立大学の再定義や規模・配置の適正化、②公立大学の存在意義や規模・配置の適正化、③多様な価値を追求し地域を牽引するリーダー、中間層を育成する私立大学を高等教育の基幹に据える「高等教育の構造的大転換(パラダイムシフト)」の実現を強く求めています。

「地方活性化に向けた私立大学の役割─わが国の永続的発展のために(最終報告)」(PDF版)